ダウジング

ダウジングについて

 ダウジングとは、ペンデュラムやL字ロッドなどと呼ばれる様々な道具の微妙な揺れ具合を読み取って、メッセージを受け取ること。道具を用いて潜在意識とつながり、知りたい答えを導き出すのです。
 ダウジングの起源ではと言われているのは、紀元前6千年ごろに描かれたという南アルジェリアのタッリシ洞窟の壁画にあります。「ロッド」というダウジングの道具に似た棒を持つ人々の姿が描かれており、これがダウジング最古の記録なのではないかという説です。書物としては15世紀のドイツで記されたゲオルギウス・アグリコラの『金属について(デ・レ・メタリカ)』が初めでした。ヨーロッパでは、水脈や鉱脈の探知に欠かせないダウジングだったのです。20世紀になると、ダウジングの応用範囲は更に広がり、人間の意識を探るツールとして注目されるようになりました。
 ここではペンデュラム(振り子)を用いた方法を紹介していますが、昔の水道屋さんが水道管を探す時に用いた「L字ロッド」というL字型の棒を2本セットで使う方法などもあります。ダウジングの道具を使いこなせば、物、場所、人(生き物)、エネルギー(水脈、油田、鉱物、霊的な存在)、時間、問題の答えなど、探したいものは大抵探せるでしょう。また、エネルギー(具合や調子)を調べて調整したり、おまじないに活用することもできます。

 

どうして振り子は動くのか

 ダウジングでは、意思があるかのように振り子が動くため、道具や自分に何かの力が乗り移っているのではと思うかもしれませんが、実践する本人が無意識に反応することで腕の筋肉が不覚筋動を起こし、その動きが振り子に伝わって動いているだけです。不覚筋動とは、生理的な身体動作のこと。生きている人間が完全に静止するのは困難で、意志とは無関係に体が動いてしまうのです。ダウジングに特別な力は必要ありません。けれど、練習は的中率を上げるためにも必須です。

 

ダウジングのやり方

【注意!】
疲れや体調不良は禁物です。無理はしないでください。
根を詰めてダウジングを行うと気分が悪くなるかもしれません。
初心者の場合、振り子が動かないこともありますが、日を改めて挑戦し、気長に行ってください。
@振り子を1つ用意してください。市販のものでも、ペンダントを代用しても、糸に五円玉や
五十円玉を通したものでも構いません。見た目を重視するよりも、手に持ったときの重さや揺れの伝わりやすさに注目して道具を選びましょう。
Aラクな姿勢で座り、図のように振り子を好きな方の手に持ち、振り子を意図的に揺らしながら振り子の紐(チェーン)の長さを揺れやすい長さに調整します。
B一旦、振り子を止めて、「私は○才ですか?」など、答えを知っている質問をして、振り子がどう動くかを確認したら、「私は×才ですか?」と嘘の年齢を問い、振り子の動きの変化を確かめます。質問を変えながら、“Yes”と“No”の動きを見定めてください。
※振り子の動きが定まらない場合は、“Yes”は右回り、“No”は左回りと、自分で決めます。
C実際に占ってみましょう。小さな子供に質問するように、“Yes”か“No”で答えられるように
具体的でわかりやすい言葉で問うことがポイントです。
例えば、「今日、雨は降りますか?」ではなく、「今日、これから東京都○○区に、傘が必要になるほどの雨は降りますか?」と聞いてください。振り子が“Yes”と“No”以外の動きをしたときは、質問の仕方が悪いか、聞いてはいけない問題を投げかけてしまったか、今はまだはっきりしていないというグレーゾーンを意味していると受け止めましょう。
ダウジングをするのに適切でない状態にあることが原因の場合もあります。調子が悪いと
感じたら、「今、私はダウジングをしても問題ないですか?」と確認してください。


【ポイント】
 自分の肉体的なコンディションと、実践する場所や時間によっても、的中率が変わるかもしれません。私の場合、屋外で占い鑑定をしていた時期は、天気をダウジングで占うと天気予報以上に的中しましたが、屋内で天気を占うと外れました。当たりが続けば嬉しいですが、外れが続いたからといってあきらめず、のんびり訓練して、ダウジングを楽しみましょう!

 

 

ダウジングに向く実用的な質問

 

「失せ物はどこにあるか?」
有りそうな部屋をダウジングで1つずつ確認し、部屋を特定できたら、部屋のどの辺りにあるのかを聞きます。

 

「宅配便は何時に来るのか?」
紙に数字を書いて、1つずつ聞いてみましょう。

 

「今日は傘を持って出かけるべきか?」
傘が必要になるかどうかがわかります。

 

「訪問先のお土産に○○を持参すべきかどうか?」
お茶菓子が用意されていたらお菓子は適切でないかもしれません。お花や異なるアイテムがいい時もあります。

 

「今日の外出にベストな靴(服)はこれですか?」
実際に持っているアイテムに対して問います。カジュアルで動きやすいほうがいい場合は、たくさん歩くことになるのかもしれません。また、季節的にコートや羽織物が必要かどうかもわかるでしょう。