ルーン
ルーンについて
古くから北欧に伝わるルーン文字を刻んだ石や木片、またはルーンカードを用いて、偶然に出たルーンの象徴から、未来や過去を覗いたり、現状を把握したり、人の気持ちなどを読み解きます。占いたい相手の生年月日がわからなくても占える便利な占いです。ルーンは全部で24文字ですが、「ウィルド」と呼ばれる文字なしをプラスして25の象徴で占うのが一般的です。
ルーン文字は、400〜1400年ぐらいにヨーロッパで使われていたゲルマン語を表すためのアルファベットです。北欧神話とのつながりが深く、ヨーロッパ各地でルーンの碑文やシンボルが見つかっています。1〜2世紀に発祥したルーンが各地に渡り、文字数や文字の形、発音などを変化させていったのでしょう。現代の占いで用いられている24文字のルーンは、ゲルマン共通ルーン「エルダーフサルク」ですが、他にも、16文字のスカンジナビアルーン、28文字のアングロサクソンルーンなどがあります。ルーンの歴史や起源は未だに謎に包まれていますが、ルーンが占いに用いられたという記述は、紀元後100年頃にゲルマン諸族について記されたローマの歴史家コルネーリウス・タキトゥスの『ゲルマーニア』にあります。実用文字として発展したルーンは、2世紀頃から呪文に使われるようになったようです。円盤型の金属に刻まれ、護符として使われていたらしきルーンも多く発見されています。
LUA的ルーン
ルーンを引いて、ルーンを感じてください。決して意味を考えない。それがLUAスタイルです。ルーンを見た瞬間に直感したイメージで判断します。
ルーン占いでは、正逆を解釈する方法もありますが、実際にルーンの刻まれた石を使って占ってみると、どこまでが正位置で、どこからが逆位置と定義するのかが難しいものです。また、ルーン文字はアルファベットと異なり、文字を逆さまにしても変わらない表記のものがあります。正逆のないルーンは正逆を解釈せず、正逆のあるルーンだけに正逆の意味付けをするのはいかがなものかと考える私は、正逆を採用しないことにしています。
市販のルーンストーンやルーンカードからお気に入りを選んで占うのはもちろんのことですが、紙粘土でルーンを刻印したり、厚手の紙にルーンを記して、オリジナルルーンを手作りするのも楽しいでしょう。
ルーンの象徴
ルーンはアルファベットとして用いられていましたが、一文字一文字に固有の意味がある表意文字です。神秘的で謎めいた記号に見えますが、1つ1つの文字が漢字と同じだと考えると、とても身近な存在に感じられるでしょう。
フェオ:FEOH |
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ウル:UR |
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ソーン:THORN |
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アンスール:ANSUR |
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ラド:RAD |
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ケン:KEN |
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ギューフ:GEOFU |
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ウィン:WYNN |
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ハガル:HAGALL |
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ニイド:NIED |
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イス:IS |
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ヤラ:JARA |
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ユル:YR |
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ペオース:PEORTH |
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エオロー:EOLH |
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シゲル:SIGEL |
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ティール:TIR |
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べオーク:BEORC |
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エオー:EOH |
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マン:MANN |
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ラーグ:LAGU |
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イング:ING |
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オセル:OTHEL |
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ダエグ:DAEG |
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ウィルド:WYRD |
ルーン掲載書籍
「本当に怖い話 心霊学園」
あなたの知らない魔法の世界にて、LUAがルーンをご紹介!
ルーンの魔法
【ルーンを食べる、持ち歩く】
魔術的なルーンの使い方をご紹介します。毎朝1つのルーンを引き、出たルーンを紙に書き、お守りとして持ち歩くのもいいでしょう。食べ物にルーンを掘ったり、ソースで記して食べて、ルーンのパワーを体内に取り入れれば、ルーンが味方になってくれるはず。自分でも食べるのはもちろん、人に食べさせて魔法をかけるのも素敵です。バレンタインのプレゼントにもオススメ!
占いHappyWebにて、ルーンの食べ方をご紹介しています♪
【組み合わせたルーンの力】
2つ以上のルーンを組み合わせて作る「バインドルーン」は、今必要なルーンを組み合わせていいとこ取りするルーンです。
上図は、LUAオリジナルの3つのルーンを組み合わせたバインドルーンです。これを見ただけでは、もう、何のルーンかもわからないでしょう。部外者に意図を探られないようにすることで、魔力が強まるのです。 (ここでバラしていますが!)
【ルーンガルドゥル】
中世のアイスランドに伝わる”ルーンガルドゥル”は、ルーンを十字架状に並べて複雑化し、魔術の呪文を込めたシンボルです。2つ以上のルーン文字を組み合わせて作ったバインドルーンよりも、更に魔術的効果が高いと言われています。
上図はアィイスヒャウルムルというルーンガルドゥル。多くの呪文に充用される「威嚇の兜」のことで、複数の意味を持っていたそうです。敵を怯えさせて、自分の力を漲らせるために、また、恋人を射止めるための愛のルーンの役割も果たしていました。
魔術について
魔術は、精神を鍛え徳性を養うためのものです。怪しく如何わしいものと思われがちですが、何かにすがったり頼ったりする軟弱なものではありません。